会員、賛助会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より一般社団法人千葉県臨床工学技士会の活動と運営にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。 当技士会の前身は平成3年9月に組織された千葉県臨床工学技士会(任意団体)でありました。その後社会的認知度の向上を得るため社団法人化を行い、平成21年8月に一般社団法人としての認可を得ました。現在では会員数が1,000名を超える大所帯になり、これもひとえに、これまで当技士会において活動を支えていただきました会員の皆様をはじめ、臨床工学技士を支えてくださった先生方、またここまで築き上げていただいた諸先輩方のたゆまぬ努力の賜物と感謝しております。 さて、令和3年度定時総会は、代議員制を導入して初めての総会になりました。決議が速やかに行われましたことを感謝申し上げます。その中で、第7期理事・監事選挙結果をご報告させていただきました。また、事務局移転についてもご承認いただき、役員一同新たな決意で事業を推し進める所存です。当技士会の事業は引き続き定款に基づき、臨床工学技士の知識、技術の研鑽および資質の向上に努めるとともに、他職種、団体との相互協力のもと、地域医療に貢献し県民の皆様の健康維持、増進に寄与することを大きな目的として、事業の継続を図って参ります。 現在、医師の働き方改革に資するタスク・シフト/シェアを推進する観点から、臨床工学技士法が改正され、新たに我々臨床工学技士の業務範囲が追加される予定です。また新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を推進するため、厚生労働省より臨床工学技士へワクチンの希釈及びシリンジへの充填、接種後の状態観察の協力依頼が発出され、これらの業務をお手伝いできることになりました。このように今、臨床工学技士にとって追い風が吹いている状況で、当会でもこれらを積極的に推進し社会に貢献して参ります。これには会員の皆様方のご協力が必要になりますので、今後とも、当会への変わらぬご理解、ご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 令和3年7月 一般社団法人 千葉県臨床工学技士会 会長 渋谷泰史